「疲れた」を終わらせる、代わりのひと言
帰宅してほっとしたらつい
あー疲れた、とこぼれるあたり
30代半ばだなと思います。
しかしながらこの言葉
思えば口にしてよかった試しがあまりなく。
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「疲れた」と期待
「疲れた」と言うその瞬間
ほんとはちょっと期待しています。
そうか大変だったね、という言葉
はいこれでゆっくりして、と渡されるお茶
そして2匹がそっと膝の上に。
……厄介な妄想です。
代わりに、どうした何があったと問われます。
答えれば答えたで
働き方の問題じゃないのか?
こうすることで回避できたのでは?
と、なんか壮大な話に。
余計に疲れるパターンです
「疲れた」の本音
よくよく考えてみれば
「疲れた」と発するそのとき
吐き出したいだけだったりします。
疲れるようなだるい状況はもう過去のことですし。
それで、終わりかけている「疲れた」を
はっきりおしまいにしようとしているというか。
この話を目にしたとき
あ、似てるかも、とどきりとしました。
終わらせようとしたはずが
回避する方法を全力で説いてくれる。
むしろ始まってしまうという罠です。
親切心だと重々分かりながらも
そうじゃない…..と逃げ腰に。
つまるところ、伝え方がまずいんですよね。
言い方ひとつ
そんなわけでこのところ
言い方をちょっと改めまして
「眠い」に落ち着きました。
眠気がすごいからちょっとだけ、とごろん。
「そうか」とあっさり短い返事。
仰向けに転がると力が抜けます。
いつのまにか猫がぐるぐる
居間から聞こえるニュースはもはやBGMです。
癒されますねえ。
これこれ、この感じでいいんです。
しばらくするうちに頭もすっきり
お風呂でも洗うかという気になるってもんで。
ちがう1日を過ごした他人との
「疲れた」の共有はむずかしくて
そもそも、大抵の大人はどこか疲れているわけで。
問題は、そのからだと気持ちの疲れを
自分なりにどう終わりにするかだなと
週の初めから思ったりしたのでした。
おわりー
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