オールドミスの憂鬱
最近、どんどん性格がキツくなってきてるって
自分で思うんです。
自宅に来ていた後輩(かわいい)がそう言うのを聞いて
どきっとしました。
わたしもそうなのです。
余裕がないとき、甘えてもいい人に妙に攻撃的になる。
後から頭をかかえるほど後悔するんですけど時すでに遅すぎる。
忙しい仕事のせいだね、ストレスだね
なんてきゃいきゃい盛り上がったわけです。
年齢的な、アレ
先日会った20年来の友人にその話をしたところ、あっさり。
「いや、それって年齢的なアレでしょ。」
彼女の職場は比較的ストレスフリーだという。
でもやっぱり年々攻撃的になる自分に気がつくらしいのです。
なんだこの現象は。
ちょっと桜でも見ていこうか、と気のやさしい友人が気を使ってくれます。
ここは俳人・松尾芭蕉の「奥の細道」むすびの地。
仕事のせいにしておけば自分は悪くないって思えるから
そういうことにしたかったんですよねえ。
でもそうじゃないんだなー多分。
で、ちょっと検索すればはっきり書かれていますよね。
○ホルモンバランスの乱れ
○オールドミスにありがちなヒステリックな攻撃
○プチ更年期の前兆
・・・がってんすぎる 汗
抗えないものだから、受け止めてコントロールするしかない。
だからみんな急にメディテーションしたりするんですねえ。
そんなことを話しながらぶらぶら。
こういう時は芭蕉先生の言葉に限ります。
物言えば 唇寒し 秋の風
(=人や物事の短所を言ったあとは寒々とした気持ちに襲われる。うっかりものを言うと、それが原因となり災いを招く。)
そう、キーキー言った後は決まって自己嫌悪。春なのに秋の風って。
愚かなる者は思うことおほし
(=愚かな人間ほど心配したり思い悩むことが多い)
そもそも思い悩む暇があったら精進しなさい、ってことで。
328年前、芭蕉先生は江戸深川を旅立ち
5ヶ月かけて東北・北陸地方を巡りここ大垣市で奥の細道紀行を終えました。
今はネットも新幹線もあって5ヶ月あったらいろいろできるもの。
憂鬱ぶってないで、オールドミスなりに動こ。
おわりー