さようならルクルーゼ
長いこと使っていた鍋がありました。
夫と住み始めた頃に買ったルクルーゼの両手鍋です。
それまでずっとルームシェアで
「自分の鍋」に憧れていたからうれしくて
カレーばかり作ってました。
どんなに磨いても落ちない10年の痕跡。
いい味出ていえなくも、ない。
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火から下ろしそのまま食卓に出してもいい鍋として
テーブルを賑わせてくれていました。
大きなかたまりのお肉もすんなり入る
このサイズのココットがちょうどよくて。
熱伝導に優れていて、素材の旨みと栄養をしっかり閉じこめます。
じゃがいもはホクホクに煮えるし
煮詰まった水分がソースにもなるし。
週2回は使う大活躍の鍋でした。
それが、ちょっと相談があるんだけどと
煮込み料理担当がもじもじ言い出したのは夏の終わり。
使う頻度が高くなる冬を前に買い換えたい
サイズ感が合わないし前から欲しいのがあるんだよね、と。
食べる担当にはこういう特に発言権がない。
よく見ればホーローに少し剥がれがあるものの
鍋としての機能は問題なし。
公式HPには有害物質の発生もなく使用可能とあります。
気になる場合は底にクッキングシートを敷いて使うと良いそう。
まだまだ使えるのに、大事に使ってきたのに
捨てるのは違うと葛藤の様子が見て取れます。
基本「捨てられない人」なのです。
そんなわけでのらりくらりと2ヶ月ほど経った先日。
友人夫婦と断捨離の話になりました。
そして、この鍋のよく状態を見た上で欲しいと言ってくれたのです。
料理上手な、大好きなふたりに貰っていただけるなんて
そんなうれしいことはありません。
数日後にはレンズ豆を煮ている画像が届きさらにじんわり。
鍋、元気にがんばっている!!
今度はどんな鍋にするのかな
やっぱり食卓に乗せて長く愛用できるものだといいな
なんて発言権のない食べる係なりに思うのでした。
おわりー
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