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2018-02-02

8年間の、すい臓がんとの闘い 

久々の更新になりました。

 

なのにいつもの感じではなくあれなんですが

今同じような状況のどなたかと

かつての自分に向けて書きたいと思います。

 

あ、猫たちは元気です。

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すい臓がんと告知されて

父の長い闘いを見届けました。

ちょうど9年目を迎えたところでした。

 

生存率が主要がんの中で最低という危険ながん。

自覚症状がないため早期発見がむずかしいことは

メディアでも度々報じられています。

 

2010年のはじめにステージ4と告知されてから

しばらくはほんと検索魔でした。

 

よく理解もできない医学書や学術論文

闘病ブログ

食事療法に漢方、サプリの広告…

ひたすら読みました。

 

今起きていること、これから起こり得ること

よくも悪くも全部を知りたかったのです。

「あとどれだけ」が知りたかった。

 

でもいつだって絶望しました。

諸説あるけれど、5年生存率はおおむね7%

10年だと1%以下に。

手術ができてもとにかく予後が悪く

完治は、今の医療技術ではむずかしそう。

 

それでも調べずにはいられないあの感じ

なんなのでしょうねえ。

生きた人もいる

今もふと「膵臓癌」と検索してしまいます。

 

治療法は日々進歩しているとはいえ

結果に並ぶ内容は大きく変わらない印象です。

きびしい現実と著名人の訃報ばかりが並びます。

そして思ったのです。

 

余命以上に長く生きた人がいるということを

あの時の自分が読んだらどれだけ救われたか。

 

あてにならなくても

たとえ気休めでも、希望になること

少し気持ちが楽になることがあるのです。

だから書こうと思いました。

 

すい臓がんステージ4、当初手術不可

数ヶ月だろうと告知されてなお

丸8年生きた人はたしかにいました。

 

最期までこっそり小倉マーガリンのコッペパンを食べて

看護師さんにたしなめられてました。

みなさんそりゃもう愛情たっぷりで….

足るを知る

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もちろん闘病は楽ではなく

大きな手術も抗がん剤の副作用も辛そうでした。

入退院を幾度となく繰り返した当人の

痛みや苦労は計り知れず、いつも不安や恐怖との闘いだったと思います。

 

まわりもまた同じ。

看護・介護はほんと壮絶です。

 

食事をはじめ、一挙一動に気をつけ最善を尽くし

笑ったり話せるだけで十分だと言い聞かせて。

素人レベルで気をつけていたこと、食事など

またときどき別枠で書いていこうと思います。

 

そうそう、

お正月には一時的に自宅に帰ることができ

普段と同じものを食べて紅白や駅伝を観ました。

いまさらですが、それってすごく幸せな時間だったんだなあ。

 

*  *  *

 

寂しいとか会いたいはずっと消えないものですが

今はただただ感謝と、ゆっくり休んでほしいという気持ちです。

 

多くの人の思いと力に支えられた日々でした。

誰もがいつかはという当たり前に気づき

考え方も今後の生き方も変わるであろう

きっかけであったことは言うまでもなく。

 

さて今月からは平常運転です。

おわりー

 

✔︎ 暮らしの参考に

家族が癌(ガン)になりました

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